水に眠る

 北村薫さんの『水に眠る』(20/02、文春文庫・新装版)。様々な愛の形を描く10の物語。11人による豪華な解説、総論はコラムニストの水星今日子さんです。  「恋愛小説」、「水に眠る」、「植物採集」、「くらげ」、「かとりせんこうはなび」、「矢が三つ」、「はるか」、「弟」、「ものがたり」、そして「かすかに痛い」。  眠る前…
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密室から黒猫を取り出す方法

 北山猛邦さんの『密室から黒猫を取り出す方法』(21/01、創元推理文庫)。単行本は、2009年8月(東京創元社)。名探偵 音野順の事件簿シリ-ズ第二弾。  「密室から黒猫を取り出す方法」、「人喰いテレビ」、「音楽は凶器じゃない」、「停電から夜明けまで」、そして「クロ-ズド・キャンドル」。解説は、ミステリ作家の青崎有吾さん。 …
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自転しながら公転する

 山本文緒さんの『自転しながら公転する』(20/09、新潮社)。著者7年ぶりの小説。お久しぶりの山本さんで、読後は体調が好転しました。  舞台は茨城県牛久、主人公は32歳の都です。母親が重い更年期障害で日常生活に支障きたし、都は東京での仕事を辞めて実家に帰って来ました。  都は地元のアウトレットモ-ルのショップで、特に好…
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るん(笑)

 酉島伝法(とりしま・でんぽう)さんの『るん(笑)』(20/11、集英社)。ところどころにどこか見たり聞いたりしたことのある異世界を描く連作集。  「三十八度通り」、「千羽びらき」、「猫の舌と宇宙耳」。語り手はそれぞれ、結婚式場に勤める土屋さん、病気療養中の美奈子さん、小学生の真くん。  みんなバティスリ-川北の関係者。…
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奇跡

 映画「奇跡」(2011/6公開、是枝裕和監督)のDVDを見ました。まえだまえだの前田航基さん、前田旺志郎さん主演。両親の別居で、離れ離れになった兄弟の話。  母親役が大塚寧々さん、実家に長男を連れて戻っています。父親役はオダギリジョ-さん、大阪から福岡に戻りバンド活動、次男と一緒に暮らしています。  実家の祖父役が橋爪…
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ヴェネツィア便り

 北村薫さんの『ヴェネツィア便り』(20/11、新潮文庫)。単行本は、2017年10月、新潮社。<時と人>を描いた15の短編小説。謡口早苗さんのカバ-装画が旅気分を想像させます。  「麝香連理草」、「誕生日 アニヴェルセ-ル」、「くしゅん」、「白い本」、「大ぼけ 小ぼけ」、「道」、「指」、「聞く」、「岡本さん」、「ほたるぶくろ…
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それからはス-プのことばかり考えて暮らした

 吉田篤弘さんの『それからはス-プのことばかり考えて暮らした』(09/09、中公文庫)。単行本は2006年8月、暮しの手帖社刊。私の読んだ文庫本は、2018年5月 15刷です。  寒い日が続く中、書名に誘われて手に取りました。吉田さんの「月船町・三部作」の二番目の物語。語り手はオ-リィ君こと大里くん、ひそかに屋根裏のマダムと呼…
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未来からの脱出

 小林泰三さんの『未来からの脱出』(20/08、KADOKAWA)。『アリス殺し』の鬼才が仕掛ける予測不能の脱獄SFミステリだそうです。  サブロウは、森に囲まれた施設で暮らしています。平穏だが、繰り返しの日々に疑問を持つ。だいたい自分はどうしてここにいるのか、いきさつさえを思い出せない。そこから始まる、監獄脱出ゲ-ム。仲間は…
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ティンカ-・ベル殺し

 小林泰三さんの『ティンカ-・ベル殺し』(20/06、東京創元社)。『アリス殺し』に続く恐怖 X 驚愕のシリ-ズ第4弾は、ネヴァ-ランドの妖精殺人事件。  蜥蜴のビルは、今回ネヴァ-ランドへ。もうひとつの世界での大学院生・井森建は、小学校時代の同窓会に出席するため、人里離れた温泉の旅館へ。  ネヴァ-ランドでは妖精のティ…
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代表取締役アイドル

 小林泰三さんの『代表取締役アイドル』(20/06、文藝春秋)。帯には、会社という不思議の国に迷い込んだアイドルに襲い掛かる不条理の数々!.....あなたにバカと戦う覚悟はありますか?  主人公は地下アイドルの河野ささら、「ハリキリ・セブンティ-ン」のメンバ-です。23歳。事活動中止のなか、大企業から社外取締役のオファ-がきま…
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年下の女の子

 気になる、年下の女の子について。  はじめは、NHK-FMのFMシアターの「指の記憶」(20/12/12、小松與志子さん作)。主人公は、図書館司書の女性。演じる尾身美詞(おみ・みのり)さんは、あのキャンディ-ズの藤村美樹さんの娘さんだとか。彼女の相手役は、石原由宇(いしはら・ゆう)さん。演劇集団 円所属。寒い日が続く中、温…
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桑港(サンフランシスコ)クッキ-の謎

 米澤穂信さんの「桑港(サンフランシスコ)クッキ-の謎」。『ミステリ-ズ!』(20/12、東京創元社) vol.104に掲載、小鳩君と小山内さんのシリ-ズ最新作です。  12月は、米澤穂信さんの小市民シリ-ズ。今年は、ふたりが在籍する船戸高校の卒業生のお話。海外の美術展でで受賞した、縞大我氏。テレビ局から高校に取材が来ました。…
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人工知能の見る夢は

 人工知能学会編『人工知能の見る夢は AIショ-トショ-ト集』(17/05、文春文庫)。日本を代表するSF作家と第一線の研究者の画期的コラボ企画。    テ-マは、対話システム、自動運転、環境にある知能、ゲ-ムAI、神経科学、人工知能と法律、人工知能と哲学、人工知能と創作。SF作家24人による27作品。テ-マごとに、研究者の解説…
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獄中シェイクスピア劇団

 カナダのマ-ガレット・アトウッドさんの『獄中シェイクスピア劇団』(20/09、集英社)。語りなおしシェイクスピア 1 、テンペスト。翻訳は、鴻巣友季子さんです。  主人公のフェリックスは、舞台芸術監督。ある日、部下のトニ-の裏切りにより、仕事を奪われます。九年後、失意の日々と決別して、現実世界に復帰。  本名を隠し、ミ…
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死者はよみがえる

 ジョン・ディクスン・カ-の『死者はよみがえる』の新訳版(20/10、創元推理文庫)。翻訳は三角和代さん、解説はミステリ書評家の若林踏(わかばやし・ふみ)さん。  舞台は、イギリス。主人公はクリストファ-・ケントは、友人との賭けをしました。南アフリカからロンドンまでの無銭旅行。約束の日を明日に控えた彼は、空腹に苦しんでいました…
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ヴァイオリン職人と消えた北欧楽器

 ポ-ル・アダムさんの『ヴァイオリン職人と消えた北欧楽器』(19/11、創元推理文庫)。翻訳は青木悦子さん。ヴァイオリン職人ジャンニが活躍するシリ-ズ第三弾は、日本オリジナル最新作。原題は、"THE HARDANGER RIDDLE" (2018)。  舞台はイタリアのクレモナから始まり、ノルウェーのベルゲンを経由して。消えた…
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ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密

 イギリス生まれポ-ル・アダムさん(1958~)の『ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密』(2009)を創元推理文庫版(14/11)、翻訳は、青木悦子さん。  舞台はイタリア、主人公は名ヴァイオリン職人のジャンニ。彼の元に、ロシアの新進ヴァイオリニスト・エフゲニ-がパガニ-ニ愛用の名器を持ち込みます。  無事リサイタルが成…
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鬼平の父

 『青春アドベンチャー』は、今村翔吾さん原作、丸尾聡さん脚色の「鬼煙管 羽州ぼろ鳶組」を放送中。羽州ぼろ鳶組のラジオドラマの第三弾だそうです。  舞台は京都。西町奉行・長谷川平蔵が、江戸の火消・松永源吾を呼び寄せます。長谷川奉行役を、吉見一豊さんが好演しています。渋くて、超カッコいい。  さて、長谷川平蔵?と思ったので調…
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