魔の森の家

 カ-タ-・ディクスンの『The House in Goblin Wood』(1947)。江戸川乱歩 の翻訳「魔の森の家」、『51番目の密室』(2010/05、ポケミス1835)に収録されたものを読みました。  宇野利康 訳の「妖魔の森の家」(1970/12、創元推理文庫)は既読でしたが、「魔の森の家」は未読。乱歩 訳を基にラ…
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彼女たちの三島由紀夫

 中央公論特別編集 『彼女たちの三島由紀夫』(20/10、中央公論新社)。没後50年記念企画。三島さん自身、同時代の女性、そして現在活躍する女性によるエッセイなど。  カバ-写真は、三島さんと岸田今日子さん。撮影は大竹省二さん、『婦人公論』1952年12月号。仲谷昇さんと婚約中の今日子さんとの対談(主婦の友』1954年9月号)…
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わたしの忘れ物

 乾ルカさんの『私の忘れ物』(21/04、創元推理文庫)。「忘れ物」を巡るじんわりと心に染みる連作ミステリ。カバ-イラストは、最上さちこさん。  H大の恵麻は、三月半ばに立ち寄った学生部で、なかば無理矢理アルバイトを紹介されます。場所は大規模複合施設の忘れ物センター、五月六日までの短期の募集でした。  「妻の忘れ物」、「…
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天の川の船乗り

 北山猛邦さんの『天の川の船乗り 名探偵音野順の事件簿』(21/03、東京創元社)。シリ-ズ第三弾、なんとほぼ12年ぶりの短編集。カバ-イラストは、片山若子さん。  「人形の村」、「天の川の船乗り」、「怪人対音野要」そして「マッシ-再び」。隔月雑誌『ミステリ-ズ!』掲載は、vol.32(2008/12)、vol.33,34,3…
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鉄塔 武蔵野線

 松尾貴史さんのラジオ、4/11(日)のゲストのひとりは作家の高山羽根子さん。高山さんの紹介本の1冊が『鉄塔 武蔵野線』(1994/12、新潮社)。  第6回 日本ファンタジーノベル大賞受賞作(同時受賞は、池上永一さんの『バガ-ジマヌパナス』)。単行本には、別刷の選評がついていました。荒俣宏さん、安野光雅さん、井上ひさしさん、…
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生活維持省

 ここ数年、故・岸田今日子さんの出演したドラマに関する本を読んでいます。ラジオやテレビ、映画、演劇など。ネットで出演作を調べただけなので、詳しいことは知りません。  今日は、星新一さんの「生活維持省」。すばらしい社会を維持するために、みなできめた方針とは。1963年のテレビドラマ。  主な登場人物は、生活維持省の若い役人…
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勇者の音楽

 フィンランドのマグヌス・リンドベルイさん(1958-)のクラリネット協奏曲。セバスティアン・マンツさんのアルバム、ニ-ルセンと一緒に収録されています。  発売前にマンツさんのツィッタ-で、少しだけ紹介されていました。なんか面白そうと思いましたが、実際に聴いてみるとよく分からない。それから4か月余り、やっとキタ-!!という感じ…
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キプロス猫

 ドロシ-・L・セイヤ-ズの「キプロス猫」。『ネコ好きに捧げるミステリ-』(1990/11、光文社文庫)に収録。翻訳は池央耿さんです。  私は、親しい友人・メリデュウが四十過ぎて十五も年下の相手と結婚することに驚く。お互い生涯独身だと思ったからだが、彼らの結婚を大いに喜ぶ。  だから、何週間か一緒に暮らさないかという誘い…
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月曜日の午後4時

 ゴンチチさん出演の『世界の快適音楽セレクション』(NHK-FM)。本放送は土曜日の午前9時から1時間55分ですが、今年度は再放送を月曜日の午後4時からするそうです。再放送枠が復活して、とても嬉しいです。
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一喜一憂

 ネットで東京創元社の新刊ラインナップ説明会2021を見ました。各部門の担当編集者の説明、ゲストの作家先生のお話。司会の池澤春菜さんの名調子で、四回連続楽しませていただきました。  そこで、嬉しかったこと。近藤史恵さんの<ビストロ・パ・マル>シリ-ズが実写ドラマ化(テレビ東京)。主演が西島秀俊さんと聞いては、放送が待ち遠してば…
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こんなところで

 なにげなく手にした本の中で、その直前に読んだ本とつながりを見つけると、なぜだかとても嬉しいものです。  北村薫さんの『玻璃の天』。再読は文春文庫。岸本さんの解説は、エッセイとは違った温度の文章。エッセイはどちらかというと常温、この解説は少しだけ熱量多めと思いました。  和田誠さんの『装丁物語』(2020、中公文庫)。数…
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ミッドナイトト-ク

 ラジオ深夜便のミッドナイトト-ク、岸本葉子さんは今月が最終出演。隔月の、渡邉あゆみアンカ-とのト-ク。ほっこりした夜を有難うごさいました。  そこで、岸本さんの近著「ふつうでない時をふつうに生きる」(20/12、中央公論新社)を読みました。コロナ禍に揺さぶられるココロとカラダ、あるあると頷きながら。  岸本さんには5月…
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不穏な眠り

 若竹七海さんの『不穏な眠り』(19/12、文春文庫)。満身創痍のタフで不運な女探偵。葉村晶シリ-ズ、文庫オリジナル。解説は、辻真先さんです。  「水沫隠(みなわがく)れの日々」、「新春のラビリンス」、「逃げ出した時刻表」、そして「不穏な眠り」。第四回・富山店長のミステリ紹介つき。   NHKのドラマ放送(2020/01…
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水に眠る

 北村薫さんの『水に眠る』(20/02、文春文庫・新装版)。様々な愛の形を描く10の物語。11人による豪華な解説、総論はコラムニストの水星今日子さんです。  「恋愛小説」、「水に眠る」、「植物採集」、「くらげ」、「かとりせんこうはなび」、「矢が三つ」、「はるか」、「弟」、「ものがたり」、そして「かすかに痛い」。  眠る前…
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密室から黒猫を取り出す方法

 北山猛邦さんの『密室から黒猫を取り出す方法』(21/01、創元推理文庫)。単行本は、2009年8月(東京創元社)。名探偵 音野順の事件簿シリ-ズ第二弾。  「密室から黒猫を取り出す方法」、「人喰いテレビ」、「音楽は凶器じゃない」、「停電から夜明けまで」、そして「クロ-ズド・キャンドル」。解説は、ミステリ作家の青崎有吾さん。 …
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自転しながら公転する

 山本文緒さんの『自転しながら公転する』(20/09、新潮社)。著者7年ぶりの小説。お久しぶりの山本さんで、読後は体調が好転しました。  舞台は茨城県牛久、主人公は32歳の都です。母親が重い更年期障害で日常生活に支障きたし、都は東京での仕事を辞めて実家に帰って来ました。  都は地元のアウトレットモ-ルのショップで、特に好…
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るん(笑)

 酉島伝法(とりしま・でんぽう)さんの『るん(笑)』(20/11、集英社)。ところどころにどこか見たり聞いたりしたことのある異世界を描く連作集。  「三十八度通り」、「千羽びらき」、「猫の舌と宇宙耳」。語り手はそれぞれ、結婚式場に勤める土屋さん、病気療養中の美奈子さん、小学生の真くん。  みんなバティスリ-川北の関係者。…
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奇跡

 映画「奇跡」(2011/6公開、是枝裕和監督)のDVDを見ました。まえだまえだの前田航基さん、前田旺志郎さん主演。両親の別居で、離れ離れになった兄弟の話。  母親役が大塚寧々さん、実家に長男を連れて戻っています。父親役はオダギリジョ-さん、大阪から福岡に戻りバンド活動、次男と一緒に暮らしています。  実家の祖父役が橋爪…
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ヴェネツィア便り

 北村薫さんの『ヴェネツィア便り』(20/11、新潮文庫)。単行本は、2017年10月、新潮社。<時と人>を描いた15の短編小説。謡口早苗さんのカバ-装画が旅気分を想像させます。  「麝香連理草」、「誕生日 アニヴェルセ-ル」、「くしゅん」、「白い本」、「大ぼけ 小ぼけ」、「道」、「指」、「聞く」、「岡本さん」、「ほたるぶくろ…
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